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サイボーグとは別物! アンドロイドとロボット 機械、人、区別!2 [科学技術]

さて、サイボーグとは、「人体に改造をしたもの」でした。

ハリウッド映画で言えば、「ロボコップ」はまさに、サイボーグですね。

死んだ警官を改造してロボコップにしたわけで。


一方、ロボコップ第一作で敵となった存在は、単なる「ロボット」でした。

が、一方別の映画、「ターミネーター」の悪役は、まさしく「アンドロイド」なのです。


その差は?


「人間に極めて似ているロボット」

それが、「アンドロイド」なのです。つまり、アンドロイドはロボットの一種でしかない。

が、「あまりにも人間と似ていて区別がつけにくい」ものを特に、「アンドロイド」と呼んでいる、

ただそれだけのこと。


…近年、イベント会場等で、人間そっくりの表情の変化を見せたり、

人間かと見紛う受け答えをしてみせる、しかし明らかに機械人形、という物を

見たことがありませんか?


あれこそ、正しい意味での「アンドロイド」つまり、「人間とそっくりに作られたロボット」

そのものなのですね。


…ちなみに、「アンドロイド携帯」などの、スマホアプリなどへの呼称は、

あまりこれと関係なく使われだしたようです。


ややこしくなる原因ですね。ぶっちゃけやめて欲しい話です。


スターウォーズファンなら「ドロイド」というタームを覚えているでしょう。

あの世界独特の用語で、もともとは「アンドロイド」の略語ですが、言わば人に近い知性や、

姿形を持つ者全般を指していますね。人間とそっくりな姿形(ただしどう見てもロボットw)な、

C-3POは明らかに「アンドロイド」ですが、誰が見てもロボットにしか見えない(しかし、

知性的には人間並かも?)な、R-2D2もドロイドとなると、これまた混乱します。


再度、正確な語源からの定義を。


「アンドロイド」とは「人間そっくり」な「ロボット」です。典型例はターミネーター特にシュワちゃん。


では単に「ロボット」は。

これはもう解説不要かもですね。「自己判断で動く自動機械」。

それこそ、工作機械の進化系のような「産業用ロボット」から、どこのゆるキャラかという

「猫型ロボット」(…のび太を叱ったりバカにする能力まである)まで、千差万別ながら、

完全な人型ではなく、そしてある程度の自己判断のできる機械であること、でくくられる、

機械全般が「ロボット」と呼ばれます。


その意味では、ブームも廃れた(でも、今なお熱烈な愛好会は健在!!)ペット犬も、

今や日本を代表する二足歩行なアイツも、工場で延々と動き続ける、一種の工作機械も、

全て「ロボット」と呼んでいいのです。



大体お分かり頂けましたか? 

ロボットとアンドロイドとサイボーグは、似て非なるものです。



…曖昧なものを持ち出す人が跡を絶たないのが問題ですけどね(^^)







ロボットとアンドロイドとサイボーグ  …なぜこんなことを解説しなきゃ…? 機械 人 区別1 [科学技術]

や~や~こ~し~や…(~~;) @なだぎ某氏…(^^;)

ロボットと、サイボーグと、アンドロイド。どこがどう違うのか、

根底から解説します。 ひと昔二昔前は、こんな単語、SFヲタ以外使わなかった。

ところが、ロボットが一般用語になるとほぼ同じくして、真面目な意味でアンドロイドが

世に出回り始め、ひと頃は鳴りを潜めていたサイボーグなんて単語もたまに乱入してきて、

さすがに用語の交通整理が必要かと。


説明出来ます? ロボットとアンドロイドとサイボーグの違い。


まずは、一本の線を引きますね。ロボットとアンドロイドは、極めて近いものです。

サイボーグは、それとは全く別物。では、サイボーグから解説します。


サイボーグとは? 「サイバネティクス・オーガニズム」の略。

つまり、「生体工学による構造物」 もっと砕いて言えば、

「人間に何らかの道具、機械を足したもの」ということ。


「サイボーグ009」という古典的SF漫画をごぞんじでしょうか。

あるいは、「仮面ライダー」で言われる「改造人間」を?


「人体に対し、何らかの工学的改造を加えたもの」 …広く言えば、これが

「サイボーグ」の定義です。


…いまや、この言葉が廃れた理由も、分かる人には分かるでしょう。

では。


ペースメーカーは? 人工骨頭は? 義手義足それも、体と一体化しているものは?


かつては、人体に、機械を接合するなど、考えられなかった時代もあったのです。

だからこそ「改造人間」などという、ある種おぞましい造語が、フィクションの世界として

通ったのですが、それを言い出せば、いまや世界中が「改造人間」だらけです(^^)


サイボーグとはそのような意味のものでした。


続いて、ロボット、アンドロイドです。 



…おや。

どうみても長過ぎますので、続きますねm(_ _)m
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君のそっくりさんがすぐに生まれる! SFはすぐそこに その3 [科学技術]

3Dプリンターが話題です。


それは話題になるでしょうね。立体な実物を、内部までそっくりに再現できる技術。

人間の姿を、そっくりなミニチュアにすることなど、ごく簡単にできるというのですから。

自分の今の姿を、写真じゃなくフィギュアに保存もできるとのこと。



…生き物の全身の内部はまだムリなようです。ま、当たり前ですが、

しかし例えば、生きている人間の気管支の、完全なコピー、再現モデルは

実際に作れたと言います。


今、リアルに一番注目されている一つは、この「医療分野」です。

そっくりな骨の型を、本人を一切傷つけることなく採取し、移植する。

骨折などの欠損を、ほぼ完全な形で補えるという。


前述した、「気管支の完全な模型」も、内視鏡治療などで、予めシミュレーションを

繰り返すことにより、検査の時間を大幅に短縮し、ミスも防ぎやすくなるという。


なんだか、めまいを感じます。人間の科学は、じわじわと、あの第三法則を

実現しつつあるので。


コアなSFファンには周知な言葉ですが、SF作家、アーサー・C・クラーク氏の

言葉として有名なものに、いわゆる「クラークの第三法則」があります。


「十分に発達した科学は、魔法と見分けがつかない」というもの。


この「3Dプリンター」はまさに、その言葉にふさわしいとは言えないでしょうか。



もちろん、発達した科学は、恐ろしい目的で恐怖を生むことも多々あります。



すでに問題視されているのは、 「違法な武器の量産」  「金銭的価値のあるものの偽造」

「個人情報保全の侵害」


発展した科学は常に、それが犯罪利用される危険性と、隣り合わせなのです…。



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iPS細胞と 臓器培養   SFは、すぐそこに? その2  [科学技術]

ねむねこです。やはり、ブルーハーツの言葉は正しかった?

「未来は僕等の手の中」


ブルーハーツ、ハイロウズ クロマニヨンズな あの人の言葉は時に、

神の言葉のようでもあります…これはまた、別に語りたい気もしますが。


臓器培養がニュースになっていましたね。

これも、数年ひと昔な話題です。とあるSF漫画では、「臓器強盗」が題材になって

いましたが、もう古びてしまうのかもですね。


言うまでもないですが、山中伸弥教授が開発に成功された「ips細胞」の成果が

様々に波紋を広げているところです。


臓器移植自体が、やや近未来なイメージでしたが、自身の細胞から

増殖させた、言わば自分の分身的な臓器なら、究極の移植術になるでしょうね。

拒否反応の可能性も極めて低い。

ただ、その臓器を成熟させるまでに、他の動物の体内でという…。


うむむむむむむむ。


ちょっと、拙速に過ぎませんかね。 ヘテロ的なものができるのは勘弁、って感じです。


あくまで、素人考えにも程があるとはいえ、

生育させるにあたって、体内を借りる動物の遺伝子とかからの影響は、

完全に絶無でしょうか?


言い切れないでしょうね。そこが怖い。


科学技術の恐ろしさは、前に進むことを最優先にしがちなこと。


他の動物の遺伝子が混ざっているか、どうなのか、グレーの状態な

臓器を体内に移植して欲しいか、どうか?



ねむねこ的には、考えに考えた挙句、ノーと言いそうです。


あくまでも、研究の一過程としてほしい、とは、あくまでも個人的感想ですが。


科学の発展は、いろいろ難しい選択まで、考えなければならない

世の中になるということですよね(^^)  臓器提供意思表示カード、

なんて、これこそ一昔前ではSF的な奇妙なアイディアだったかもなのに。


太陽と水だけでできるエネルギー、人工光合成  SFは、すぐそこに? その1  [科学技術]

こないだ、某国営放送の特集番組を見ました。

「人工光合成」についてでした。

光合成は、ごぞんじですよね? 植物が、太陽光と、水と、二酸化炭素で、

自らの身体を成長させるエネルギーや、有機物を作り出すことです。


これを人工的に実用化できたら? …究極のクリーンエネルギーが実現しますね。


かつて、SFの中で夢と考えられていた技術が、次々現実化する昨今ですが、

これはかなり予想外でした。と言うか、知るかぎりで、SFでこのアイディアを

本格的に作品に取り込んだ例すら、思いつきません。


想像力をさえ超える現実の科学。


しかも、その端緒をつかんだ日本研究グループは、その分野のトップ。

それでも、他国の猛烈な追撃を受けつつ疾走中という。


ねむねこは、科学が夢を語る、SFというジャンルが大好きです。

が、最近とみに、そういう夢が、現実にすごい勢いで追いつかれ、

ともすれば追い抜かれるこの今を、楽しいとも恐ろしいとも思いつつ、

息を呑む思いで見つめている時があります。


例えば、二足歩行ロボット。ほんのひと昔、ふた昔前には、

「二足歩行の安定的な制御はあまりにも困難」とか、本気で言われていたんですが。


もうあまりに古過ぎる過去のように見えます。


加速する技術、集積され情報量が激増する時代にあっては、

ヘタをすれば「三年ひと昔」とも言われます。



それにしても、太陽光と水と二酸化炭素だけで、エネルギー物質が出来れば、

まさに夢その物ですが、すでに微量ながらメタンが生成されているとのこと。


メタンなら燃料になる! 


SFが夢見た未来は、もうそこにあるのでしょうか。


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