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マイオンリーベスト 直木賞なひと(^^) [ニュース]

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直木賞受賞作の、選考が現在続いているはずです。

…芥川賞と、直木賞、違いをごぞんじですか? 


始まりは、あまり違いがなかったのです。


ただ、芥川賞が「純文学」の新人に。

直木賞が「大衆小説」の新人に。


それぞれ与えられる賞であることは最初から区別されていました。

ですが、今では直木賞は、「一定以上のキャリアを持つ作家に」与えられるのが

通例となっています。大衆小説にという、直木賞の性質がいつしか、

「ちゃんと生計を立てられる作家に」というニュアンスになり、ついには

「中堅作家に」という条件が付け加えられて、両賞の差は確定的になりました。


今では、芥川賞は「新人文学作家の登竜門」、直木賞は「大衆小説な作家の一つの勲章」

とでも言うべきものとして、大きく違ってきています。


受賞の有無が作家としての意味を変えるものではないのに、

時として何度もノミネートされては落選するという悲劇があり、

中にはそれを意図的に恨みとして(本気で恨んだのではなさそうですが)、

パロディとして書かれた「大いなる助走」なんて作品もあります。

自分がじつは大好きな作家でもある、筒井康隆氏ですね。

氏独特の強烈な毒が忘れられません。


世にあまたある小説の中、選ぶ一つの基準ともなる、直木賞、芥川賞。

実はこの方も落選記録がありますが、最も好きな方だったので、

受賞の時には我が事のように嬉しかった方がおられます。


最も敬愛する作家の一人、宮部みゆき女史です。


とにかく、読みやすい文章がとても素晴らしい。語り口、ことばづかい、全てがとても

やさしい。

優しく、易しいのです。


そして、基本的にミステリーと言うジャンルには不思議なほど、

登場人物への視線が温かい。


直木賞受賞作「理由」ですが、読む前から、その作品のイメージが浮かんでしまいました。


なぜ、そんなことをするに至ったのか。そんな酷いことを。そんな犯罪を。


その辛さを、じわり描いていくうち、気づいたら犯人にも同情しそうになる、そんな部分が、

宮部女史の作品には多々見られたから。


その最たるものが、一度は直木賞候補になった名作、「火車(かしゃ)」です。


…つづきますね…。


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